田淵家には当時の赤穂藩主がたびたび屋敷を訪れ、食事や茶などで手厚いもてなしをしたことが「殿様御成細記」に残されています。
庭園の中心になる茶席で、にじり口を入ると相伴席があり、屋根には明り取りの突き上げ窓を備えるなど格式のあるものになっています。
襖は狩野派の画家の筆になるもので、上段の間には藩主の書が飾られているとのことでした。
突上戸を開けるとと塩田跡と瀬戸内海が一望できる見晴らしを備えていました。
参考:田淵氏庭園パンフレット
団体での見学等連絡先:「赤穂パークホテル tel 0791-43-8000」見学後の独り言 御崎地区の平坦な地は塩田で占められ、人々の暮らしは三崎山の山裾から山頂にかけて営まれていました。豪商の田淵家も例外ではなく山すそから中腹にあり決して広い庭園ではありませんでした。傾斜地を巧みに利用した建物と庭園は私の庭園の概念とは異なり新鮮でした。
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