赤穂市立海洋科学館(兵庫県赤穂市)
海洋科学館とは?と製塩の歴史
なにをするところ?
瀬戸内海の生い立ちと特に塩の歴史、科学的な解析、人体内でのはたらきや、用途などを解説。
近海に生息する魚をパネルで展示し、潮の満ち引きがもたらすさまざまな現象を映像装置を使って説明するなど自然と海洋が学べる施設です。
製塩法の歴史(自由に見学可)
藻塩焼き
弥生・古墳時代のもっとも原始的な方法。天日干しの海藻を焼き、できた灰や干して塩分のついた海藻に海水をかけてカン水をつくり、これを土器で煮詰めて塩をとる製法です。
揚浜式塩田
平安時代中期には海水を汲みあげて砂を敷いた浜にまき、太陽の熱で蒸発させ、その砂を集めてカン水を作る製法で、これにより大量生産が可能になりました。
鎌倉時代末期には塩の満ち引きを利用した古式入浜塩田が作られたと推定されています。
入浜式塩田
江戸時代、潮の干満の差を利用して海水を砂浜に送り込み砂に塩分の結晶がつくようにした製法です。浅野藩時代には東浜(千種川東岸)の大規模干拓が行われ、森藩時代には西浜(千種川西岸)の干拓が進みました。
これにより塩田面積は400ha、生産量は幕末期35万石、全国シェアの7%を占め、4000人が塩業に従事する大規模なものでしたこの製塩法は日本独自のもので次の流下式塩田が開発されるまでの400年間続きました。
流下式塩田
昭和20年から表面に粘土を張り、ゆるい傾斜をつけた濃縮盤に海水を流し、太陽の熱で水分を蒸発させ、さらに枝条架の上がら滴水し、風や太陽光熱により更に水分を蒸発させてカン水を作る製法です。
イオン交換膜法
昭和47年以降、イオン交換膜法によりカン水を作り、更に真空式蒸発法で煮詰める製塩法で現代に至ります。
塩づくり体験・製塩作業の見学
塩づくり体験
1:料金 海洋科学館入館者は無料です
2:所要時間 約30分
3:子供には大人の付き添いが要ります
4:開始時間10分前迄に受付を済ませる
5:開始時間等は下の公式HPでご確認下さい
入浜式製塩作業所(釜屋)
自由に見学ができる
潮の干満の差を利用して、海水を塩浜に送り込み、砂についた海水を天日で自然乾燥して鹹水を造る。
カン水(鹹水)とは? 塩分濃度を15から20%濃縮した海水のこと。
この作業場では毎週日曜日に、大きな釜で鹹水を煮つめて塩を造っていて、毎週日曜日午後1時20分頃釜炊き作業を誰でも無料で見学ができます。
赤穂市立海洋科学館メモ住所電話時間料金休日公式駐車場 赤穂海浜公園の駐車場を利用 | 海洋科学館 - マップコード 541 528 603
- 緯度経度 34.733958, 134.398194
復元塩田- マップコード 541 528 695
- 緯度経度 34.734859, 134.399123
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アクセス JR播州赤穂駅から4km 山陽道赤穂ICから 6km |
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