赤穂八幡宮由緒

元鳥撫村の銭戸島にあったものを現在の地に遷したと伝わる。神仏混淆時代は天台宗の金丸山神宮寺と呼び
浅野家から三十石を受けていた。
明治3年(1870)の神仏分離で八幡神社と如来寺となり、昭和27年(1952)に古来の八幡宮に改めています。
独り言
境内右手の奥に「信仰の道」の石碑があります。この辺りは静寂に包まれ、石畳の坂道をあがると如来寺・普門寺・赤穂塩ゆかりの塩釜神社・太地堂などが並び厳粛な雰囲気が漂います。まさに「信仰の道」、短い距離なのでお参りがてらの散策がお勧めです。
秋祭りの獅子舞
無形民俗文化財
10月に行われる秋祭りの獅子舞の始まりは寛文元年(1661)の赤穂城築造を祝って始まったとされ、「神幸式」の行列で先駆けを務めます。
太鼓の打ち出しで目覚めた雌雄の獅子が境内及びお旅所までの道中を鼻高に導かれて御輿の前を清めながら荒々しく舞う勇壮な伝統芸能で平成5年に市文化財、平成17年に兵庫県指定無形民俗文化財に指定されました。茅の輪くぐり 大祓(おおはらい)
大祓は年二回、六月三十日を「夏越の祓い」と呼び、人形の白紙に託して、半年間の穢れを祓い、無病息災を願って茅の葉を束ねた「茅の輪」を「水無月の夏越しの祓いする人は千歳の命のぶというなり」と唱えながら三回くぐります。十二月三十一日を「年越の祓い」と呼び、新年を迎えるために心身を清める祓いです。