寛文元年(1661)に浅野長直が築城した変形輪郭式の平城。三代藩主が刃傷事件を起こして断絶。
元禄十四年(1701)に永井家伊賀守直敬に移る。
宝永三年(1706)には森家和泉守長直に移り12代165年を経て明治維新を迎えます。
三の丸には大手門と櫓門の二つの門があり、大手隅櫓は大手門の北にあって大手門を監視する役割と防備する役割を担います。
昭和30年に大手門と大手隅櫓が復元されました。
本丸には高麗門と櫓門の二つの門があり復元されています。本丸は明治六年発布の廃城令後に取り壊されて旧制赤穂中学校になり、第二次大戦後は県立赤穂高校になっています。
独り言
市立歴史博物館の復元模型や間取り図をみても、本丸内は複雑な構造をしていました。天守台からは赤穂城全体が俯瞰でき、北の砦である雄鷹台山などが連なる山まで眺めることができ「天守台からの眺め」お勧めです。
二の丸には初代藩主浅野長直の重臣大石頼母助良重の屋敷がありました。「錦帯池」なる大規模な池泉があり大名庭園の重要な役割を果たしています。山鹿素行は頼母助屋敷の一角で八年余を過ごしています。
三の丸には赤穂城の設計者近藤三郎兵衛正純の子、近藤源八正憲の長屋門で千石の家老でした。屋敷跡には長屋門が残され、平成十年四月に赤穂市指定文化財になり、土日・祝日には無料で公開されています。
三の丸には重臣二十余士の屋敷があり、明治になり藤井又左衛門と大石内蔵助の屋敷跡を中心に大石神社が創建されます。大石家長屋門の内側及び庭園を大石神社入館券で見ることができます。
[大石神社駐車場]
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[開門と閉門] 本丸と二の丸庭園は9時から16時で16時30分閉門。 以外は終日開放 | |
[終日閉門] 本丸と二の丸庭園は12月29日から1月4日。 以外は年中開門 | |
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